大相撲夏場所(東京・両国国技館)を翌日に控えた7日、両国国技館で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

土俵祭り後に芝田山広報部長(元横綱大乃国)が報道陣の電話取材に対応。今場所から観客数の上限が通常の約87%に当たる1日9265人となるだけに「久しぶりのたくさんの入りになる。とにかく土俵で力士がいい相撲を取って盛り上げることでお客さんが戻ると思う」と力士らの奮闘を期待した。

今場所は春場所を途中休場した横綱照ノ富士の出場や、同場所で新関脇ながらに初優勝した若隆景などらに注目が集まる。芝田山広報部長は「やっぱり上位陣に頑張ってもらいたい。照ノ富士も出るし大関陣にも」と御嶽海、正代、貴景勝の3大関陣にも期待を寄せた。「場所の前半、中盤戦を上位陣に乗り切ってもらいたい。そこに若手が加わってくれればね。攻防のある、内容のある相撲を目指してもらいたい」と話した。