大関貴景勝(26=常盤山)が名古屋場所の休場を決めた。7日、日本相撲協会に「両膝半月板損傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。前夜に師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)と話し合った上で、3月の春場所以来10度目の休場を決めた。同親方によると、場所前に1番も相撲を取っておらず、「ぶっつけ本番で相撲を取れるほど甘くない」と促したという。

名古屋場所の会場ドルフィンズアリーナ入り口付近に飾られた七夕の短冊に書き込まれた「健康」という言葉は切なる願いだったのか-。途中出場はしない見通しで、負け越しが決まれば9月の秋場所は7度目のかど番となる。

 

○…新大関の霧島は短冊に「十五日間ケガしませんように」と願いを書き込んだ。名古屋入りしてから行った出稽古先で右肘を痛めた。患部の状態が心配される中、この日の朝稽古に姿を見せなかったが、師匠の陸奥親方(元大関霧島)は「大丈夫」と問題ないことを強調。大関として臨む初めての場所は初日に錦木、2日目に琴ノ若と対戦する。

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