関脇豊昇龍(24=立浪)が本割で伯桜鵬、優勝決定戦で北勝富士と、平幕2人を破って初優勝を飾った。審判部が大関昇進をはかる臨時理事会の招集を要請し、大関昇進も“内定”。土俵脇での優勝インタビューでは、笑顔が弾けた。インタビューは以下の通り。

-初優勝です

豊昇龍(以下、豊) 「うれしいです」

-初めて抱いた賜杯の感触は

豊 「全然、覚えてないです(笑い)」

-優勝決定戦で勝った後、涙も見せていた

豊 「泣いちゃったっすね(笑い)。すごくうれしくて。我慢していたんですけど、止まらなかったです」

-新入幕の伯桜鵬との本割はどんな気持ちで土俵に立った?

豊 「しっかり勝ち取って、次の相撲につなげたいという気持ちで土俵に上がりました」

-優勝決定戦は、本割では負けていた北勝富士が相手

豊 「ここまで来たのだから、やるしかないという気持ちで(土俵に)上がりました」。

-大関昇進が懸かった15日間を振り返って

豊 「『しっかり、やりました』と今は思っています」。

-大関に向けての意識は

豊 「全くなかったです」。

-でも大関昇進をはかる臨時理事会を招集。いよいよ大関

豊 「ありがとうございます。(満面の笑みを見せて大歓声に応える)」。

-大関という番付は

豊 「夢。夢のところなので、今、すごくうれしいです」。

-初優勝、大関、2つを同時に手にすることになる

豊 「うれしいです(笑い)」。

-うれしさは誰に伝えたいか

豊 「1番最初に(師匠の立浪)親方に。その後に叔父さん(元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)に言いたいです(場内大爆笑)」。

-来場所は立場が変わるが

豊 「一から、しっかり稽古して、大勝ちするように頑張りたいです」。

【動画】豊昇龍が優勝決定戦制し逆転初優勝!悲願達成に思いこみ上げ、涙ぐむ仕草