大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)から、しこ名を本名の高橋から改名した西十両6枚目の白熊(しろくま、24=二所ノ関)が、日焼け封印を宣言した。4日、茨城・阿見町の部屋で、出稽古に来た前頭朝乃山、十両朝紅龍の高砂部屋2人らと申し合いを実施。初めて胸を合わせた朝乃山とは1勝1敗で、勝った相撲は互いに得意とする右四つから寄り切る力強い内容だった。大関経験者との稽古に「貴重な経験ができた。圧力、体の使い方が別物」と話し、充実感を漂わせた。

新年を迎えるにあたり、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から、福島県出身の色白の肌、気は優しくて力持ちという、力士を象徴する人間性から、ファンに親しみを持ってもらえるよう「白熊」に改名した。自身は「すごく気に入っています。子どもからも愛される力士を目指します」と意気込んでいる。番付にしこ名が載ってから、9場所全て勝ち越し中。実力に加え「けっこう驚かれます」という、インパクトの大きなしこ名で、人気、注目度も急上昇中だ。

そうなると、しこ名が「白」である以上、日焼けして「黒熊」になるわけにはいかないと考えているようだ。「外に出る時は、日焼け止めを塗らないと。海には行けないですね」と、愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔で話した。

稽古後の報道陣への対応の最後に、今年の目標として、色紙に「幕内!!」と記した。「白熊スマイルで」というむちゃな要望にも、一段と愛くるしい笑顔。ファンよりも一足早く、報道陣をとりこにしていた。