大関大の里(24=二所ノ関)が、再び優勝争いのトップに並んで、千秋楽を迎えることになった。優勝の可能性があった関脇大栄翔を圧倒して押し出し。単独トップだった東前頭4枚目の高安(35=田子ノ浦)が敗れたため、11勝3敗で並んだ。自力での3度目優勝の可能性が復活。優勝すれば、最速で来場所後の横綱昇進の可能性がある。1差の4敗は美ノ海、安青錦、時疾風と全て平幕の3人。いずれも直接対決はなく、最大5人による優勝決定戦の可能性もあるが、その前に決着をつけるつもりだ。
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時疾風は圧力をかけ続けてきた玉鷲を、土俵際でひらりとかわすように突き落とした。10勝目に「うれしい。ずっと負け越していたので」。2場所連続幕尻の力士が、首位と1差で千秋楽へ。「(優勝の可能性が)あるんですか? 気にしていないです(笑い)」と無欲を強調した。東前頭18枚目の番付は、昨年春場所制した尊富士(東17枚目)や20年初場所の徳勝龍(西17枚目)よりも下。史上最大の下克上を起こすか。

