元大関の東幕下14枚目・朝乃山(31=高砂)に土をつけたのは、東幕下15枚目の東誠竜(25=玉ノ井)だった。
相手得意の右四つになったが、低い体勢から左上手投げで崩し、力強く寄り倒した。
番付が近く、対戦を想定していた。「元大関で、実力で落ちてきたわけじゃない。自分がどれだけできるか、胸を借りるつもりでいきました」。稽古場で対策を練り、対戦が組まれると、師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)から「良かったな。オレもやりたいよ」と声をかけられ、よりやる気になった。名前負けせず、勝ちにいったことも勝因だ。
花道を下がり、支度部屋前で報道陣に対応した際はまだ興奮がおさまらず「まだ信じられません。今までで一番いい相撲でした。こっから負けたら意味がないので、自信を付けて頑張りたいです」と息をはずませていた。

