大相撲の新横綱大の里(24=二所ノ関)が3日、茨城・阿見町の部屋で稽古を再開した。2場所連続4度目の優勝を果たした5月の夏場所後、横綱に昇進し、雲竜型の土俵入りの稽古は行ったが、相撲の稽古は9日ぶり。相撲は取らず、すり足などの基礎運動で約1時間、汗を流した。

前日2日は、歴代最多の優勝45度を誇る宮城野親方(元横綱白鵬)が退職することが決まった。「(全協会員参加の)研修会が終わって、ケータイを開いたら、あのがニュースあって。ビックリしました」。少年相撲の全国大会「白鵬杯」は、中学3年時に優勝。「中学校の時に全中も都道府県も、そこまで良い成績を残せていなくて、白鵬杯で優勝。自分の中で大きな分岐点になった、初めての全国大会での優勝」と、宮城野親方が継続して開いている大会が、思い出の大会だと説明した。

夏場所13日目に優勝を決めた際には、支度部屋の前で待っていた宮城野親方と握手を交わし「おめでとう」と祝福された。4度目の優勝で、同親方から祝福されたのは「初めて」だった。宮城野親方としても、白鵬杯出場者で最初の横綱とあって、強い思いがあったという。「あの大会は大きなもの。あの大会を経て、この番付になれたのはうれしい」。育成、普及に尽力した宮城野親方の姿勢に、感謝していた。