大相撲名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)の新弟子検査が7日、名古屋市内の病院で行われ、昨年の全国学生選手権で個人8強入りした日大出身の川上竜昌(りゅうしょう、22=追手風)ら4人が受検し、全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。
川上は尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおいで、すでに引退した元十両竜虎を4学年上の兄に持ち、幕下最下位格付け出しの資格を有している。父将士さん(59)と、追手風親方(元前頭大翔山)が、日大相撲部の同期という縁と、熱心に誘われたこともあり、尾上部屋に進んだ兄とは別の部屋に入門。すでに「竜翔(りゅうしょう)」と、本名と同じ読みのしこ名をもらった。しこ名の下の名前に決まった「裕康(ひろやす)」は、師匠の追手風親方が、現役時代に付けたことがある下の名前。期待の高さが、しこ名に表れている。
学生時代の得意は「つり出し、うっちゃり。組んでからの相撲が多かった」という。ただ、この日の検査で185センチ、122キロの体格は、大相撲では大柄ではないだけに「つったらケガすると言われています」と、右四つからの攻めに活路を見いだしたいという。
幼少期は、5歳から始めた相撲と並行して、水泳を3歳から小学4年の途中まで、サッカーとゴルフを小学4~6年で経験した。サッカーはGKから始まり、対人の強さを買われて徐々にポジションを前線へと移し、最終的にはFWで「けっこう得点王でした」と、ゴールを量産していた。ゴルフも小学生でスコアが100を切る腕前。スポーツ万能だった。ただ、相撲にゆかりのある一家だけに、大関経験者の正代、今場所新入幕の草野らを輩出した名門の熊本・鶴城中からは相撲一本に磨きを掛けてきた。
現在は奄美大島で働く兄からは「甘い世界じゃない。頑張るのは当たり前」と、大相撲に飛び込む前に厳しく言われた。それだけに川上は「気合は入っています。まずは勝ち越し、そして優勝を目指して頑張っていきたい」と、力強く話していた。

