横綱大の里(25=二所ノ関)が関脇霧島(29=音羽山)に勝ち、連敗を「3」で止めた。立ち合いは右肩で強く当たり、得意の右差しで寄り切った。
「あまり良くないことが続いていて、自分の良さがだせればいい」という思いで前に出た。過去9戦全勝の相手だったが、万全を期した。10日目はそれまで6戦全勝だった熱海富士に敗れており「油断しないように、しっかり集中できた」と話した。
これで連敗は自己ワーストタイでストップ。連敗中は「長かったすね」と本音も漏らした。「どうなるかと思いましたけど、まだ勝ち越してないし、残り4日間集中して頑張ります」。
苦しい土俵が続いたが、心は折れなかった。横綱の責任、戦う難しさを伴うが「そこまで深く考えすぎはなかった」。励みになったのは、観客の声援だという。「やっぱり力になりますし、この3日間情けない姿を見せていたが、土俵に上がった瞬間、さらに気持ちが入った」。
残り4日に向け、きっかけとなる一番になったかもしれない。
八角理事長(元横綱北勝海) 大の里は絶対に右を差すんだという気持ちだった。今場所は無我夢中だろう。終わって時間がたった後、こんなことがあったなと考えるのではないか。安青錦は引きつけが強い。豊昇龍は意地を見せた。

