[ 2014年6月25日12時38分 ]渋谷駅前の交差点を、日本サポーターが通勤する人々と一緒に大人しく渡る(撮影・山崎安昭)

 日本がコロンビアに完敗し、1次リーグ敗退が決まった25日、東京・渋谷のスクランブル交差点は午前7時すぎから、スポーツバーで観戦を終えたサポーターや通勤、通学客らで混雑した。駅前の広場で円陣を組んで騒ぐ若者の姿もあったが一様に足取りは重く、大きなトラブルもなかった。

 東京都杉並区の女子大学生(22)は「世界との差を感じました」と言葉少な。24日に仕事が終わってから渋谷にいて、バーで観戦した東京都町田市の会社員西居大輝さん(20)は「同点に追いついて、いけると思ったのに」と悔しがっていた。

 警視庁は20日のギリシャ戦と同じく、横断歩道を規制するなどして通行人を誘導した。通勤中の神奈川県大和市の男性会社員(65)は「思ったより静か。通勤時間だから若者もわきまえているのでは」と話していた。