[ 2014年6月25日6時52分
紙面から ]
セリエAで3連覇中の名門ユベントスが、日本代表FW香川真司(25=マンチェスターU)の調査に乗り出していることが24日、明らかになった。高い技術と得点センスを評価しており、W杯の日本の試合にもスタッフを送り込んでチェックしている。
今大会では初戦で調子が上がらず、2戦目は先発落ちと苦しい経験を強いられている香川だが、その能力はイタリアの名門からも注目されていた。関係者によると「ユベントスが、W杯期間中も含め、香川の動向をしっかり追っていると聞いている」という。
香川自身はマンチェスターUとの契約が残っている上に、新シーズンから現オランダ代表のファンハール監督が指揮を執ることが決まった現所属でプレーする気持ちが強い。即座の移籍の可能性は極めて低いものの、イタリアの名門の動きは香川の価値を物語る。
昨季はマンチェスターUでも指揮官の選手起用がかみ合わず、不遇の1年を送っていたが、それでも他クラブからの注目を浴びている。W杯後に迎える新シーズンでは、「赤い悪魔」の復権に貢献することで、欧州中にその存在感を示すことになる。