NGT48の2番目のチームとして結成されたチームGが1日、新潟市のNGT48劇場で初日公演を行った。

 初公演の演目は、かつてAKB48チームKなどが行った「逆上がり」公演。大島優子や秋元才加、宮澤佐江ら、先輩たちが熱演し、同演目の名物にもなった冒頭の寸劇を踏襲した。いじめなどシリアスなテーマも多かったが、チームGバージョンは、まさかのドタバタ劇でも幕開けとなった。おバカキャラの菅原りこ(17)が突然、「チームGキャプテンの菅原りこです!」と、キャプテン就任を勝手に宣言。メンバーから突っ込みが入ると、「昨日、枕元に北原(里英)さんが現れて、『キャプテンはりったん(菅原)に任させたよ』って言ってた」と主張した。本間日陽(18)が「本当なら、直接言いに来るでしょう?」と冷静に指摘し、公演は仕切り直しでスタートした。

 序盤の4曲が終わると、場内画面でキャプテンが本間日陽(18)、副キャプテンが山口真帆(22)と正式に発表された。本間が「菅原チームGを期待されていた方が多いので、本間チームGになってしまって不満があるんじゃないですか?」と客席に呼びかけると、ファンからは「ない! ない!」の大合唱。信任を得た本間は「チームGは(MCが)おもしろくないチームにはしたくない。おもしろい、楽しいと言われるチームにしたい」と所信を表明した。

 ユニット曲では、本間がソロバラード「虫のバラード」を担当したほか、中井が山口、西村菜那子(20)とセクシーな「抱きしめられたら」を、それぞれの世界観で表現した。アンコールでは、最新シングル「春はどこから来るのか?」や、グループの代表曲「Maxとき315号」を取り入れ、NGT48だけのオリジナル感を出しつつ、最後は名曲「To be continued.」で締めくくった。

 チームGは、初代チームN3から本間や山口のほか、中井りか(20)長谷川玲奈(17)ら異動し、研究生だった角ゆりあ(18)日下部愛菜(16)中村歩加(19)奈良未遥(20)ら昇格メンバーを迎えて結成された。現時点で所属メンバーが11人のため、この日はチームN3から太野彩香(20)ら3人が助っ人として出演した。チームとしての完成形はまだ先になるが、最後には本間が「皆さん、楽しかったですか? 回数を重ねるごとに、どんどん進化させていきたいと思います」と宣言し、大歓声を浴びていた。