ファンの男性2人による暴行事件に巻き込まれたNGT48山口真帆(23)が18日、新潟・NGT48劇場で卒業公演を開催した。

山口はアンコールで、同じくグループを卒業する菅原りこ(18)長谷川玲奈(18)と順番に、メンバー向けとファン向けのメッセージをそれぞれ披露。

山口は読み上げる途中、声を詰まらせ涙ぐむ一幕もあった。菅原はソロコンサートを目指し、長谷川はアイドルを卒業して声優に挑戦することを表明。山口は芸能活動に意欲を示したが、具体案については言及しなかった。

以下は山口がファンに向けて贈ったメッセージの全文。

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今日は3人の卒業公演に来ていただき、ありがとうございます。まず最初に伝えたいことは、私のファンになってくれてありがとう。アイドルになってなかったら、みなさんと出会えなかったし、こんなにたくさんの方と1人1人とのいろんな思い出を作れるアイドルは、すごく素晴らしい職業だなって思います。でもわたしはすごく恥ずかしがり屋で、自分に自信がなくて、NGTに入るまでは、人と話すこともあまり好きではありませんでした。でもこのグループに入って、握手会が毎月のようにあって、初めましての方と、たくさんの方と、お話をするにあたって、人との関わりがすごく楽しいことなんだなって思いました。

私が卒業という選択を選んだとき、みなさんはどういう顔をしてしまうんだろうって、すごく不安でした。「これからも頑張ってね」と言ってくださる方もいれば「何もできなくてごめんね」って言ってくださる方もいました。でも「何もできなくてごめんね」は違うと思ってて。私はみなさんに出会えたことが、これから先、長い人生においても、全部自分の人生の財産だなって思っています。みなさんが私を見つけてくれて、私のファンになってくれて、私はアイドルが出来て、幸せでした。

これから先どうなるかとか、たくさんの方にいろんな風に言われるかもしれません。だけど、今まで悲しい姿を見せてしまった分、今度は自分の幸せな姿を見せて、みなさんに元気を与えられる存在になることが私の夢です。夢を見つけてくって、みなさんに見つけてもらいました、ありがとうございました。自分のことのように、私のことを考えてくださる方がいるなんて、本当に幸せです。

これから先、どんな人生を歩んでも、みなさんのことを思い出してしまうと思います。この思い出が私にとって宝物だし、ファンのみなさんに出会えて、みんなに愛してもらえて、幸せな3年半でした。出会ってくれてありがとうございました。

これから先、みなさんに会えるように、自分の人生を自分で、しっかりと、強く、歩んで行きたいなと思っています。そして、その姿を見せて、いろんな人に元気を与えられる人になれたらな、と思っています。みなさんは私の宝物です。出会ってくれてありがとうございました。これからもまた、よろしくお願いします。