AKB48の冠バラエティー番組、日本テレビ系「AKBINGO!」が25日深夜、最終回の放送を迎えた。

555回目となる放送の最終回は「これっきり何も言わずに終わるの悲しすぎるじゃない 最後に全部吐き出せSP」。過去の名場面を見ながら、現在のメンバーが当時の思い出や裏話を明かすトークが中心となった。

VTRでは、柏木由紀(28)が10代のころ、当時メンバーだった大堀恵に「ババア」と毒を吐き、本番ギリギリまでメークする大堀に対して「10代に分からない悩みでごめんなさい」と言う場面も流された。柏木はVTRを見て「ヤバイ!」と絶句。「本当に思ってたんですよ。巨大ブーメランで返ってきた」と苦笑いした。

ただ柏木は、番組について振り返る際は感慨深い表情に。「この番組が、みんなの糧にもなっているし、今後も、ファンの方だってメンバーの中でも思い出だったり、伝説みたいなものもちょこちょこ、たくさん作れた気がするので、感謝しています」と話すと、大家志津香(27)や峯岸みなみ(26)向井地美音(21)らの目から涙があふれた。

大家はMCの村本大輔から、台湾出身メンバーの馬嘉怜(22)に対してトークに絡めるよう面白い日本語を教えてあげて欲しいと言われたことを明かし、村本に感謝。峯岸は「世代が違っても各自この番組で、悔しかったこと、うれしかったことがいっぱい胸に刻まれている」と思いを告白した。

最後は全員で「前しか向かねえ」を熱唱。08年1月開始の前身番組「AKB1じ59ふん!」から含め、約11年半の歴史に幕を下ろした。

同番組は、メンバーが体を張った企画にチャレンジするなど、個性やキャラクターを発掘。8月20日深夜放送の同番組内で、9月末をもって終了することを発表した際は、現役やOBメンバー多数がSNS上などで惜しんだ。

姉妹グループが冠の派生番組も生まれたが、月曜深夜に放送中だった日向坂46が冠の番組「全力!日向坂46バラエティー HINABINGO!」も、前日24日深夜の放送をもって終了した。