SKE48大場美奈(29)が1日、パシフィコ横浜で卒業コンサート「卒業してもずっと可愛くてすみません」を行った。

3日連続で開催する卒業コンサート(2~3日はKT Zepp横浜で開催)。09年にAKB48の9期生として加入した大場は「AKB時代からSKEの13年を3日間で振り返ることができると思います。今日は“懐かしい”を表現できたらと思いました」と、オープニングから山内鈴蘭(27)ら「大場チーム4」のメンバーが登場して「走れ!ペンギン」を披露すれば、かつて放送のNHK「AKB48 SHOW!」内で名物コントを繰り広げた俳優野間口徹(48)とコントを繰り広げて、会場の3000人を沸かせた。

中盤では同期の島崎遥香(28)も駆けつけ、「夕陽を見ているか?」などを披露。出演舞台のゲネプロなどで会場に来られなかった横山由依(29)や、大場チーム4のメンバーだった後輩の阿部マリア(26)川栄李奈(27)、先輩の梅田彩佳(33)柏木由紀(30)大矢真那(31)松井玲奈(30)らからもビデオメッセージが寄せられた。

11年にチーム4のキャプテンに指名されたが、その直後に謹慎した期間もあった。13年からはSKE48のチームKIIに兼任し、14年には移籍するなど、紆余(うよ)曲折のアイドル人生だった。

それでもチェックを基調とした卒業ドレスに身を包みながら「皆さんへの感謝の気持ちが一番。ありがとうのひと言に限るんです。私は13年間、本当に幸せでした。それは皆さんの支えがあったから。サヨナラは言いません。また違う形で皆さんに会えるように頑張ります」とスピーチした。

そして目に涙を浮かべながら「皆さんが『SKE48に来てくれてありがとう!』って言ってくれるじゃないですか? SKEのオーディションを受けて入ったわけではないですし、奇跡に近い確率だったと思うんですけど、こんなになじんで、こんなに幸せな人生を送れるとは思いませんでした。SKE48に来た私を受け止めてくれて、皆さん本当にありがとうございました。アイドル人生の最後がSKE48で、とても幸せです」と感謝した。

今後も芸能活動は継続する。後輩には「これからはみんなの30歳のお友達になります。いつだって、頼りにしていいからね」と大きな背中を示した。【大友陽平】

◆大場美奈(おおば・みな)1992年(平4)4月3日、神奈川県生まれ。09年にAKB48の9期生として加入。初代チーム4キャプテンなどを務め、14年にSKE48に移籍。15年からチームKIIリーダーも務める。選抜総選挙は第2回から圏外→35→57→48→56→27→22→26→8位。シングルの選抜はAKBで3度、SKEで18度。19~20年に2年連続で写真集発売も。150センチ。血液型A。