NGT48西村菜那子(25)が今日30日、新潟市内のNGT48劇場で卒業公演を行い、グループを卒業します。アイドルラストインタビューは西村の希望もあって、3期生で同じ長野出身の杉本萌(17)との対談をお届けします。アイドル人生を振り返るとともに、後輩に未来を託します。【大友陽平】

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-杉本さんとの対談が最後に実現しました

西村 3期生も6月から活動が始まって、もうちょっと一緒にお仕事したかったんです。新潟でのツアーの初日公演で話を振った時にちゃんと返してくれたり、入ったばかりなのにしっかり対応してくれて、ビックリしたんです!

杉本 同じ長野出身ですし、じっくりお話ししたことはなかったので、本当にうれしいです!

西村 萌ちゃんは挑戦してみたいことはある?

杉本 夢はマルチに活躍するアイドルになることです。いろいろなメディアに出演できる人になりたいです!

-アドバイスを

西村 私も駅伝のお仕事や舞台をやらせていただきました。意識してきたのは、先方が何を求めているのか? ということと、共演者の誕生日を調べたりとか下調べをするようにしていました。ちょっとしたことかもしれないですけど、それは今も生きています。

杉本 SNSでもアップされていましたが「イベントは時間厳守」というのもすごく響きました。

西村 ファンの方からもそう言っていただけて、確かにそうだったなとうれしかったんです。

-どんなアイドル人生だった?

西村 いろいろなことを経験させていただいて、悔しいこともあったんですけど、それも含めて全部楽しかったです。これからも、うまくいかないことはあると思うんですけど、それも時間がたてば楽しい思い出になると今なら分かるので、きっと乗り越えられると思えるようになりました。

-今後は?

西村 去年の出雲駅伝の副音声で、「山の神」の柏原竜二さんと神野大地選手がゲストで、私が会話を回す側をやらせていただいた経験は大きかったです。これからは地元の長野のお仕事など表の仕事だけじゃなくて陸上の大会をプロデュースしてみたり、裏方の仕事にも挑戦してみたいと思っています。

-西村菜那子にとって「NGT48」とは

西村 「自分を知れた場所」です。加入までバイトもしたことがなかったですし、お仕事するのも初めてでした。社会に出て、自分がどういうことができるんだろう? とか、これが苦手なんだとか、把握できたり、自分を見つめ直すことができた場所でした。

-残るメンバーや杉本さんへの思いを

西村 ツアーの途中で抜けるのは心苦しいですし、お局(西潟茉莉奈、中井りか、奈良未遥の年長組)のみんなには先に卒業してしまうのは申し訳ないんですけど、みゆみゆ(藤崎未夢)をはじめ、後輩だけのMCを見ていてもレッスンで2期生のななみん(大塚七海)(佐藤)海里(曽我部)優芽ちゃんらが3期生に積極的に教えていたり、頼もしいんです。3期生も先輩を頼って、のびのびと活動して欲しいです。萌ちゃんは劇場公演とかのMCでどんどん開花していくと思うので、頑張ってね!

杉本 さみしいし、本当は卒業して欲しくないですけど、これからも大丈夫だと安心してもらえるように成長していきたいです!

西村 頼もしい! また共演できるように私も頑張ります。

-新潟のファンへメッセージを

西村 ファンの皆さんがいなければ活動できなかったこともありますし、本当に新潟の地で活動できてうれしかったです。第2回のドラフト会議でNGTも指名に入ると決まった時に、父に「NGTかもね」ってぼそっと言われたんです。指名されなかったですけど、その2カ月後に入ることになって家族も新潟に運命を感じていました。これからも大事な場所であることには変わらないですし、もしイベントとかやる機会があったら、来てください。ありがとうございました!!