【ニューヨーク15日(日本時間16日)=瀬津真也】AKB48の増田有華(21)と秋元才加(24)らが、極秘渡米し、ブロードウェーミュージカルの短期レッスンを受けていたことが分かった。14日には、ミュージカル俳優の養成学校内で、地元の生徒たちとミニミュージカルにも挑戦した。

 演出家宮本亜門氏(54)のミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」全国公演を今月6日に終えた増田が、ブロードウェーにいた。ミュージカルに多数出演してきた同僚の秋元と、早朝のマンハッタンを白い息を吐きながら、足早に歩いていた。日刊スポーツが、突撃取材を試みると「お仕事で来ています。ただ、まだ詳しくはお話しできないんです。すみません」とだけ言い残して、ビルに入っていった。

 そこはミュージカル俳優の養成学校。ほかにもミュージカル経験者の倉持明日香(23)と大家志津香(20)に、若手の大場美奈(20)と永尾まりや(18)の姿を確認できた。スタジオは立ち入り禁止だったが、ニューヨーカーのレッスン生に交じって潜入。彼女たちのレッスンに励む姿が見えた。14日夜には、そのレッスン室で、ミュージカル関係者らと思われる約30人の前で、小さなお披露目会を行っていた。

 同行していたスタッフを取材すると、「いきなりブロードウェーの舞台に立てるわけもなく、そんな予定はございません。ただ、AKBには多彩なメンバーがいますので、チャンスがある限り、いろんな方面に挑戦していくということです」との返答があった。

 現実に総勢300人近くに膨れ上がったAKB48グループは、多彩な才能を持ったメンバーも多くなった。これまでは、グループでの海外進出をしてきたが、すでに中国・上海のSNH48やインドネシア・ジャカルタのJKT48に移籍するメンバーも出てきた。今後はメンバー個々のソロ活動での世界進出も、積極的に展開されていきそうだ。