第5回AKB48選抜総選挙で1位に輝いたHKT48指原莉乃(20)が13日、福岡・博多のHKT48劇場に凱旋(がいせん)し、自身のセンターによるAKB48の新曲(8月21日発売)が「音頭」になる可能性を示した。秋元康総合プロデューサーから、メールで伝えられたことを明かした。同時に、HKT48のセカンドシングルが9月4日にリリースされることも発表。指原の選挙1位を喜ぶメンバーと地元ファンをさらに喜ばせた。

 アンコールで、メンバーやファンから祝福された指原は、初センターの曲について苦笑いしながら明かした。「秋元(康)先生からメールで『音頭に決まりました』って来たの。せっかくならかわいい曲と思ってたとこで、音頭なんで、ちょっと不安だよ…」。

 憧れの松浦亜弥が歌ったようなアイドルソングを望んでいたが、正反対の曲。「結構ショックでしたね。最終決定ではないみたいですけど、曲名は『びっくり音頭』と書いてありました」。本音を隠して「うれしいです、楽しみです」って返信したというが、「『日本中の人が踊るようになったらいいね』って返ってきました。あややは音頭は歌わないからなぁ~」と頭を抱えた。

 もっとも、この日は凱旋公演で、粋なサプライズも待っていた。8歳年下の“ボスキャラ”田中菜津美(12)から「とうとうウチの指原君がやってくれましたよ」と褒められ、書道の師範の筆力を持つ研究生の山田麻莉奈(18)が「さっしー選抜総選挙1位獲得おめでとう!」と大きな文字を書き、その周囲にファンがお祝いコメントを寄せ書きした横断幕をプレゼントされた。

 もくろみ通りに驚いた指原は「激ウマじゃん!!

 ありがとう~。福岡の皆さんが(移籍を)受け入れてくれたからの1位でした」と感謝。その後、「HKT48に来て、AKBじゃ味わえない感動をたくさん感じてます。今夜は、両親と話して、ゆっくり寝ます」と言い残し、故郷の大分へと車を走らせた。【瀬津真也】