今、英国ロンドンに滞在中です。空港から宿泊先のホテルに向かう車中で、劇団四季が上演を予定しているミュージカル「パリのアメリカ人」やアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のミュージカル「スクール・オブ・ロック」の看板を見つけただけで、ハイテンションになってしまいました。ロンドンは、ニューヨークのブロードウェーと同様に、ウエストエンドという地区に劇場が集まっており、はしごで観劇する身にはとても便利なところなのです。

 30年以上の長期ロングラン中の「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」をはじめ、「ライオンキング」「マンマ・ミーア」「ウィキッド」「アラジン」など日本でもおなじみの作品がロングランされています。その中でも、今最も注目度が高いのは世界的ベストセラーの舞台版「ハリー・ポッターと呪いの子」と「ハミルトン」でしょうか。

 「ハリー・ポッター」はミュージカルではないのですが、これまでロンドンで最もチケットが取りにくい公演と言われていました。しかし、12月6日に幕を開けたブロードーウェー発のミュージカル「ハミルトン」はそれを上回る人気のようです。オープニングした6日は、ロンドンでもニュースで報道されるほどで、かなり先までチケットは完売しているそうです。

 私は「パリのアメリカ人」と「ハリー・ポッター」などを観劇する予定です。ちなみに「ハリー・ポッター」はブロードーウェーでの上演が決まっていますが、日本での上演は未定です。日本でも小説、映画、そしてUSJでも人気の「ハリー・ポッター」はどんな舞台になっているのでしょうか。1部と2部があり、両方見て、物語としてようやく完結するという大作ですが、その報告は次回にしたいと思います。【林尚之】