未来のスターを紹介する「咲ドル火曜日」。今週はBOYS AND MEN研究生関西の内海太一(19)が語ります。ライブではMCを務め、11月6日に誕生日を迎え、10代ラストイヤーに突入。19歳の目標は「トーク力を上げる」と言い、10月には立って動いて走って楽しめる落語「演落語」にも挑戦した。
自己紹介からトークは止まらない。「特技はアクロバットです。あとはピアノに折り紙にあやとり…。のび太くんができるようなことはだいたいできます。あとは数学が好きです。好きな食べ物はイチゴで、かぼちゃが苦手で…」。しゃべるのは好きなようだ。
内海はライブでMCを担当することが多い。あいさつや次回のライブの告知なども内海が行う。グループにリーダーはいないが、まとめ役を任されている。
「研究生関西では基本は僕が(トークを)回して、エリア研究生全員が集まるときもやってます。去年から1年ちょっとかな。だからってしゃべれるわけじゃないんですけど(笑い)」
MCは天職?
「居場所なんですかね。逆にそうじゃなければ、何したらいいか分からなくなる。居心地がいい」
あこがれるのは、司会者としても活躍する「くりぃむしちゅー」の上田晋也(49)。「MCの回し方や言葉のチョイスがめちゃくちゃうまい。上田さんのMCはライブでも参考にしたいけど、こういうときにこう言いたいって言葉がとっさに出てこない。僕は語彙(ごい)力不足」。話すことへの思いは人一倍強い。
そんな内海は、10月に名古屋能楽堂で行われた「なごや万華鏡落語」に出演。演劇や落語、歴史談議などが披露されたイベントだ。ボイメン研究生の中原聡太(21)、研究生名古屋の古川流唯(るい、17)との3人で、舞台上で立って走って動き回って演じる「演落語」に初挑戦した。ケチな男がサクランボの種を食べてしまい、芽が頭から飛び出して桜の木になる「あたま山」を3人で披露した。
「『演落語』って聞いたとき何やろって思った。調べても出てこない。落語は見てはいたけど、そんながっつりじゃなかった」
稽古が始まったのは9月。練習期間はおよそ3週間だった。「最初はどうなるかと」と振り返ったが、本番では、アドリブでエビやコイのモノマネをして会場を盛り上げた。
初挑戦の「演落語」は「演劇要素も入ってくるので、演じ分けがすごい難しかった。ライブより緊張しました」と言いつつも「やりきった感はすごいあります」と手応えもつかむ。
落語会にはプロの落語家も出演。その様子を内海は舞台袖で見て勉強していた。「話がおもしろいし、話し方も。お客さんの引き込み方もすごい」。話す仕事のおもしろさを肌で感じた。それが、落語を通じて得た収穫だった。10代最後の年。その目標は「トーク力を上げる」と答える。
「トーク力を上げれば先輩と一緒に仕事したときも入っていけると思う。いつもボイメン研究生や祭nine.あたりがワチャワチャしてて、僕らは横にいてるだけみたいに。入っていけるトーク力をつけたい」
夢は朝の情報番組の顔だ。「『めざましテレビ』か『ZIP!』に」。声優にも興味があるという内海。いろんな経験をして、夢をふくらませ、進んでいく。【星名希実】
◆内海太一(うつみ・たいち)
2000年(平12)11月6日、大阪府生まれ。身長177センチ、血液型A。
【研究生関西の今後のライブイベント】
▼「OBCラジオまつり 10万人のふれあい広場2019」(23日、大阪城公園・太陽の広場) 研究生関西結成2周年
▼無料ライブ(同日、大阪・通天閣)
▼「ボイメン学園文化祭」(12月21日、パシフィコ横浜国立大ホール)
◆内海太一(うつみ・たいち)2000年(平12)11月6日、大阪府生まれ。身長177センチ、血液型A。