お笑い芸人のくまだまさし(43)が15日、大阪・なんばグランド花月で芸能生活20周年記念公演「今宵もくまだまさし大パーティー」を行った。

 ゲストにはピン芸人の師匠として尊敬する村上ショージ(61)、お笑いコンビのテンダラー、スーパーマラドーナらが出演した。

 ツルツル頭に下半身はブルマ姿で登場したくまだは、サングラスをリズミカルに上下させるネタを披露し「まだまだ若手の20年目です」とあいさつ。後ろ向きになって腰を振るとブルマの両脇が次第に持ち上がるTバックネタを披露すると、笑いが起きた。客席に向かって「今日はおめでたいで~す」とノリノリ。お祝いネタはさらに続き、クラッカーを口に含んで糸を引くと、突然尻のあたりから紙テープが噴射された。

 23歳の時にNSC(吉本総合芸能学院)東京校2期生として入学し、98年からピン芸人として活動を始めた。今では手作りの小道具を使った「宴会芸」の名人と言われるようになった。クスッと笑えるネタから爆笑ネタまで独特のスタイルで笑いをとり、お笑い界での立ち位置を確保した。共演者からは「中年でブルマをはいて許されるのは彼だけでしょう」と“お祝いコメント”もあった。

 フィナーレで出演者全員がブルマをはいて登場する“大サービス”。仲間の祝福パフォーマンスに、くまだは喜びのあまりTバック姿を連発した。「今日は成功ではなかった。成功ではなく大成功で~す」。東京出身の43歳は最後まで上機嫌だった。