女優の新垣結衣(28)とシンガー・ソングライターで俳優の星野源(35)が共演して大ヒットしているTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(火曜午後10時)の20日最終回の瞬間最高視聴率は22・7%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べでわかった。瞬間最高視聴率の場面は物語の最後、みくりと平匡が2人の将来を妄想してダーツに挑戦する、東京フレンドパークのパロディシーンだった。

 最終回の平均視聴率は20・8%(関東地区)で20%の大台を初めて突破。自己最高を更新して有終の美を飾った。

 同ドラマは、2015年に「講談社漫画賞」を受賞し、月刊「Kiss」で連載中の海野つなみの同名漫画。夫が雇用主、妻が従業員という契約結婚で、2人の間に恋愛感情は生まれるのか、という社会派ラブコメディー。新垣、星野ら出演者が踊る「恋ダンス」が話題を呼び、社会現象となった。毎回出てくる新垣結衣のキュートな妄想シーンも人気を呼んだ。

 平均視聴率は初回が10・2%でスタートし、第2話が12・1%、第3話が12・5%、第4話が13・0%、第5話が13・3%、第6話、第7話が13・6%、第8話では16・1%と大幅にアップ。第9話は16・9%、前週第10話は17・1%と、一度も下がることなく上昇し続けた。ドラマ終了後にはネット上にも「逃げ恥ロス」になる視聴者があふれた。

 最終回は15分拡大版で放送され、藤井隆演じる日野秀司の妻役に実際の妻である乙葉が出演。ほかにもNHK大河ドラマ「真田丸」のパロディ場面が出てくるなど、最後まで話題満載の展開だった。