ダウンタウン松本人志(53)が、女優清水富美加(22)の出家騒動を受けて、芸能界で労働組合を作る重要性を説いた。

 松本は19日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、売れっ子は仕事のスケジュールが重なり合うため辞めることは非常に難しいと指摘して、「ハタチそこそこの子が大人相手に闘えないと思う」と同情を示す。しかし、告白本出版については、「味方だった人が離れていくんじゃないかと思う」と疑問を投げかけた。

 松本は、売れないうちから事務所と交渉できる芸能人はそうそういないとした上で、「組合作れ。日本タレント組合みたいなのを作って、何かあったときは、そこを通じて交渉するようにしていかないとダメやと思う」と提案し、「長い目で見ると、芸能界のクオリティーを高める」「なんでもかんでも権利主張したらいいものじゃないけど、そういうのがあるだけで皆に余裕ができる」と主張した。

 とはいっても、自分が組合を率いるつもりはないらしい。共演者たちに発起人になることを勧められると、「僕はもう組合と闘う側の人間(経営者側)なんで」とかわした。