中森明菜「少女A」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」など数々の人気曲を手掛けてきた作詞家・売野雅勇氏(66)が、ロシア出身の女性3人組ボーカルユニット「Max Lux」をプロデュースしている。チェッカーズ、稲垣潤一、ラッツ&スターらの曲を作ってきた希代のヒットメーカーがこのほど日刊スポーツのインタビューに応じ、今の思いを語った。

 Max Lux(マックス・ラックス)はアリシア、ラーナ、オルガの3人組。アリシアが11年に日本テレビ系歌番組「のどじまん ザ!ワールド」に出演したことが、結成のきっかけだ。売野氏は「外国人で日本語で歌えるアーティストを探していた。外国人カラオケ大会を見ていたら、アリシアがいたんですよ。うまいし、顔もいいし、若さもある。こちらから連絡して、その後、メンバーを集めました」と言う。

 外国人ユニットをプロデュースするという発想は、「少女A」やチェッカーズ「涙のリクエスト」などでコンビを組んだ作曲家芹沢広明氏(69)の曲が、海外でヒットチャート入りするのに刺激を受けた。「それで僕もやろうと思った。外国人でディスコっぽいのをやれば、何年かに1度はチャートをにぎわす。(オゾンの)『恋のマイアヒ』(04年)とか、昔のアラベスクとかABBAとかね」。