武井咲(23)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「黒革の手帖」(木曜午後9時)の24日第6話の平均視聴率が10・1%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べでわかった。前週は10・4%で、初回から2桁をキープしている。

 同ドラマは、松本清張作品の中でも人気が高く、これまで何度もドラマ化され、山本陽子(75)大谷直子(67)浅野ゆう子(56)米倉涼子(41)ら人気女優が主演してきた作品。武井は、銀行で横領した1億8000万円や借名口座リストを利用して銀座に自分のクラブをオープンさせ、夜の世界でのし上がっていく悪女、原口元子を演じる。

 第6話は、ついに長谷川(伊東四朗)から『ルダン』を買い取る準備を整えた元子(武井咲)は、手付金の5千万円を現金で支払い、売買契約書を交わす。商談後、元子のもとに市子(高畑淳子)が現れ、楢林(奥田瑛二)から奪った5千万円を返すよう迫る。とぼける元子に「あなたが破滅する前にまた来ます」と言い残し、立ち去る市子。「私は破滅などしない」と自分に言い聞かせる元子だったが、そんな自信を打ち砕くかのように驚愕の事実がもたらされる。さらに追い打ちをかけるように、元子の自宅に何者かが侵入し、黒革の手帖が盗まれる。元子が追い詰められる、という内容だった。