フリーアナウンサーの小倉智昭(70)が、上西小百合衆院議員(34)と公設秘書・笹原雄一氏の分裂騒動に嫌悪感をあらわにした。

 ことの発端は笹原氏の23日のツイート。上西議員の選挙区である大阪・吹田市が大停電に見舞われていた際、同議員が地元に戻らなかったことに腹を立て「結論。上西にはもう政治家はやらせない。当然、本人が出るのは勝手だけど、知ってるスキャンダルぶちまけて出馬させない」などとし、さらに「上西と家城秘書から正式に解雇されました」と報告していた。

 上西議員と笹原氏は25日放送のフジテレビ系「とくダネ!」の取材に応じた。笹原氏は飲酒してツイートしたことで過激な文言になってしまったと説明。上西議員は「笹原さん、お酒は控えていただいて、きっちりやりましょう」などと呼びかけた。

 2人のやりとりに小倉は「『くだらねぇ話でツイッター使うんじゃねえよバカヤロー!』って言われるよ」とあきれ顔。「取り上げる方も取り上げる方だな」と自虐した。

 笹原氏は「8月31日に辞める」と明言したが、その日は上西議員と笹原氏のトークイベントが開催されることが明かされると、出演者一同が苦笑した。

 俳優の別所哲也は「なぜこれをツイッターで公にしなければいけないのか。公の立場であるということの意味をちょっと勘違いされているのかな。政治家と秘書であるわけだから、税金を頂いて政策を考える立場であるということをもうちょっと考えていただけたら」と苦言を呈した。

 新潮社出版部部長の中瀬ゆかり氏は、今回の騒動について「トークイベントの壮大な告知。炎上商法としか思えない」と指摘。上西議員についても「ちょっと炎上マニアみたいになってきている。まひしてきているのかな。政治家としての輝きというよりは、炎上商法の女王みたいになってきているので、根本的にあり方を考え直してほしいですよね」と語った。