ニッポン放送定例社長会見が13日、都内で行われ、50代医師との不倫関係を認めた斉藤由貴(51)が、木曜日のパーソナリティーを担当する「オールナイトニッポンMUSIC10」(月~木曜、午後10時)を当面、休養すると発表した。

 岩崎正幸社長(64)は「所属事務所と検討しました。本人の今の状況を考えるとパーソナリティーを務めるのは難しい。明日の放送からしばらく休むという判断をしました」と語った。期限は特に決めていない。

 松浦大介編成局長(59)は「リスナーからはこの件が発覚してから厳しい意見も来ている。励ましの声もあり、半分半分くらい」と説明した。番組は継続するが、後任のパーソナリティーは「急なことなので、しばらく局の女性アナウンサーが務める」とした。また、「事務所と局と、互いに連絡し、斉藤さんのために、リスナーのために、番組にとって、何が一番いいかを双方で話し、一緒に出した結論。総合的に判断した」と語った。12日までに決めたという。

 松浦氏は降板の可能性に「未定としか申し上げられない」。さらに「パーソナリティーという立場です。今回の件で自分でコメントを発していることも含めると番組に臨めるかどうかを話した結果」と続けた。斉藤が同番組に出演する際に放送していた、斉藤がイメージキャラクターを務める「エミネット」のCMもACジャパンに変える。

 斉藤は、「週刊文春」で医師との不倫疑惑を報じられるにあたり会見を行い、不倫関係を否定していた。ところが今月12日発売の写真週刊誌「フラッシュ」に2人の親密な交際をうかがわせる2年前の写真が掲載され、5日にも同誌にキス写真が掲載されていた。

 斉藤は、11日にマスコミ各社にファクスで、医師と不倫関係だったことを認めるコメントを出していた。ファクスには「お相手の男性に、女優としても、女性としても、頼りすぎてしまいました。でも、もう、終わりにしました」と関係を解消したことも記していた。

 斉藤は7日放送の同番組で「飯がまずい毎日を送っている」と心境を明かしていた。