松本幸四郎(75)主演の舞台「アマデウス」(10月9日まで)が24日、東京・池袋サンシャイン劇場で初日を迎えた。18世紀ウィーンの宮廷作曲家サリエーリと天才モーツァルトの確執を描いた作品で、82年の初演から、これまで438回上演された幸四郎の代表作。今回はモーツァルトにジャニーズWEST桐山照史(28)、その妻コンスタンツェに大和田美帆(34)が初参加した。

 来年に2代目松本白鸚を襲名するため、幸四郎として最後の「アマデウス」となる。「幸四郎を襲名して初めての現代劇『アマデウス』が35年を経て場所も同じサンシャイン劇場で、幸四郎として最後の『アマデウス』の初日を迎えられますこと、本当に感無量の思いです。1回1回の舞台を大切に、千秋楽まで一生懸命勤めたいと思います」。 桐山も「8月半ばから始まった稽古が『あっ』という間と感じるぐらい、充実した時間を過ごさせていただきました。稽古当初は挫折で始まりましたが、今は桐山が演じるモーツァルトを自信を持って届けたいと思います」と自信を見せている。