女優内山理名（３５）が、名古屋市内で、ＮＨＫ総合のドラマ１０「マチ工場のオンナ」（金曜午後１０時＝１１月１７日スタート）の収録を続けており、ＮＨＫドラマ初主演作に臨んでいる。２７日、ＮＨＫ名古屋放送局のスタジオで取材会を開き、内山は急死した父の後を継ぎ、町工場社長として奮闘する主人公に共感。「かっこいい」と、その姿へのあこがれを語った。

　ドラマは、諏訪貴子氏の「町工場の娘」を原作に、３２歳専業主婦が、急死した父の後を継ぎ、町工場の２代目社長に就く様子を描く。父に厳しく育てられ反発していた主人公が、父を失ってから愛に気づき、女社長として奮闘する。

　収録は８月１８日から名古屋市内などで始まっており「収録は１カ月を過ぎたところなんですけど、台本にめちゃめちゃ勢いがあって、毎日が楽しい。いきなり社長って、まあ、彼女は思いきったことをします。こんな女性、かっこいいし、すごくあこがれますね。女性の方にぜひ、見てほしい」と話した。

　苦境にあっても前向きさを失わない主人公に影響され、現場でも笑顔が絶えないという。「その人の持っている得意な事柄、個性を大きくしていけば、誰にでも（変化の）可能性はあると学びました」と言い、役柄から学ぶことも多い。

　反発していた父親役の舘ひろし（６７）も「台本をいただいて、おもしろくて楽しみだった」と言い「ただし、子役時代からあるので、いったいどこ（何歳）から本人（内山）がくるのかと思ったら、１７歳、高校生からだった。しっかり１７歳に見える。女優さんってすごいな」と感心。

　夫役の永井大（３９）は「（収録の）合間にヨガのストレッチを教えてくれたりして、オンとオフをしっかり分けている。こんなお母さんが家にいたら楽しいだろうなと思う」と話していた。