元AKB48のタレント永尾まりや(23)が29日、東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で、写真集「マブい! まりや。」(ワニブックス)発売記念イベントを行い、1200人のファンが駆けつけた。

 自身2作目の写真集で、テーマは昭和の不良たちを中心に流行した表現で、今や死語となった「マブい(かっこいい)」。今回の撮影で初めて言葉の意味を知った永尾は、「作られたものじゃない、自然なかっこよさが、マブいにつながるんじゃないかなと思いました。エクステとか、まつエク(まつげのエクステ)とかがはやっているけど、そういうのをせずに撮影しました」と明かした。

 この日はタイトルにちなみ、特攻服姿でイベントに現れた。AKB48時代には、一部のやんちゃそうなファンが特攻服でイベントに来てくれていたことから着想を得たという。「最初はデコトラとかにしようと思ったんですけど、『マブい』だから、やんちゃな女の子かなって」。背中には「為牙悪魔罹矢(ながおまりや)」、右腕には「魔武威怨泣(マブいおんな)」と、漢字の当て字のししゅうが入っており、撮影でも着用した。

 AKB48を卒業して1年半。11月には同期の島田晴香も卒業し、記念のフォトブックを発売する。島田の作品には、裸で壁に押し当てる「壁ブラ」ショットが納められているが、永尾の写真集にも同じカットがあり、しかも当初は表紙に採用される予定だったという。「島田の写真を見たとき、『あれ、私のかな?』と思っちゃいました。超偶然です」と驚きつつも、「同じもので勝負しても良かったかも。私が勝ちますけどね」と自信をのぞかせた。

 卒業する島田へのメッセージを求められると「特に言うことはないです。同期なので、『卒業おめでとう』ですかね?」と冷たく突き放し、笑わせた。一方で、年内にグループを卒業する渡辺麻友へ、ソロ活動の先輩としてアドバイスを求められると、「絶対できないです。大先輩なんで。同い年なんですけど、私とは人生の生き方が違いますから」と恐縮していた。