V6岡田准一(37)が新作主演映画「来る」(中島哲也監督、来年公開)で、ホラーに初挑戦することが11日、分かった。ホラー作家沢村伊智氏(38)が15年に発表し、日本ホラー大賞を受賞した「ぼぎわんが、来る」の映画化で、得体(えたい)の知れない脅威に立ち向かうフリーライターを演じる。

 周囲に起こる不可解な出来事に悩み、何かに狙われていると疑う男に頼まれ、謎を追うことになる。メガホンをとる中島監督は「『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指す」と話している。岡田は、「嫌われ松子の一生」「告白」などで知られる中島監督と初タッグ。「中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で生きていけるように頑張ります」と意気込んでいる。

 岡田はジャニーズタレントの枠を超え、俳優として映画界で高い評価を得ている。サスペンス、ヒューマンドラマ、歴史もの、アクションなど幅広いジャンルの作品で主演を務め、13年「永遠の0」では、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞や日刊スポーツ映画大賞主演男優賞を獲得した。「来る」を製作、配給する東宝関係者は「ホラー初挑戦の岡田さんと中島監督とのタッグで、今までにないホラー映画になるのではないでしょうか」と期待を寄せている。

 撮影は既に今月上旬から始まっているが、岡田は今月中旬から参加予定。昨年12月に宮崎あおい(32)と結婚後の初仕事となる。「キャストの皆さまと中島監督の世界でお芝居ができることを今から楽しみにしております」と撮影を心待ちにしている。