TBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が、今年も「特別企画 橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』三時間スペシャル2018(仮)」として秋に放送されることが決まった。18日、同局から発表された。

 1990年に放送がスタートし、2011年に1年間の連続シリーズの放送が終了後、単発番組として放送が続いてきた「渡鬼」は、今秋放送予定の最新話が通算510回目の放送となる。17年9月18日に史上初の3時間スペシャルとして放送されたが、今回も3時間スペシャルとなる予定だ。

 16年のスペシャルでは、中華料理店「幸楽」の改装問題に加え、五月(泉ピン子)の息子眞(えなりかずき)の妻貴子(清水由紀)の妊娠などで大きく揺れる小島家を描いた。17年のスペシャルでは、待望の第1子が誕生した眞がイクメンぶりを発揮する一方、眞夫婦としゅうとめの五月(泉ピン子)とのギクシャクした関係、さらに貴子の家出など、子育てをめぐる小島家の大騒動を描いた。

 今作では、誠(村田雄浩)と愛(吉村涼)夫婦が中心となって「幸楽」を切り盛りする中、五月は勇(角野卓造)がけがをしたために一緒に店を休むことになる。五月は、勇がリハビリをする間、眞と貴子の家に住まわせてもらおうと期待しているが、勇・五月夫婦と眞・貴子夫婦の思惑は次第にずれていく。

 石井ふく子プロデューサーは、「1990年にスタートした『渡る世間は鬼ばかり』は視聴者の皆様に支えていただき28年を迎えることとなりました。今年も五人姉妹とそれぞれの家族の悲喜こもごもを描きます。お楽しみいただけると幸いです」と語った。撮影は7月下旬からスタートする予定だ。