「最後の独身大物俳優」と言われる佐々木蔵之介(50)が30日、歌手平井堅(46)と運命的な出会い? を果たした。

この日、都内で行われた、フジテレビ系の主演連続ドラマ「黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~」(10月11日スタート、木曜午後10時)の制作発表に、共演の中山美穂(48)藤井流星(25)黒木瞳(57)と出席した。

会見の最後に、主題歌「half of me」を歌う平井がサプライズで登場。平井が「黒木さんは、音楽番組の司会をなさっていたのでお会いしたことがありますが、他のお三方は初めて」と答えると、佐々木は「洋服屋さんで一度会ったことがあります。声は掛けなかったんですが」と明かした。

「half-」は09年の平井のライブで披露されたが、今まで音源化されていなかった。主題歌を依頼された平井が、この曲をセレクトした。佐々木は「ドラマの撮影中に監督からパソコンで聞かせてもらって、ボーカルの声が染みわたって、ありがたいなと思った。すごく力をもらっています」。平井は「うれしいですね。微力でもドラマを盛り立てられたら」と話した。

「黄昏-」は弘兼憲史氏のコミックが原作。佐々木演じる左遷を命じられたエリート銀行マンが海外で出会い、帰国後に運命の再会をする女性を黒木が演じる。佐々木の妻を中山、それに引かれる、娘の婚約者を藤井が演じる大人の恋の物語。

俳優になる前に広告代理店に勤務していた経験がある佐々木は「私もサラリーマン経験があって、50歳です。ちょうど、このタイミングで、この仕事をいただいて思い出になります」。中山は「毎回ドキドキして、非常に心の声が胸に響いてくる作品」。藤井は「このお三方に並べているだけでうれしい」。黒木は「私1人だけ既婚者なんですが、独身の役。撮影中はせつなくて幸せでした。大人の方が未来を見つめる力強い作品です」と話した。

恋愛ドラマ初主演となる佐々木は「取材の時に『恋愛ドラマ初主演ですね』と言われて、気がついた。会社員が左遷されるヒューマンドラマだと思っていたけど、ま、いいかと(笑い)。視聴者の方も、いつか恋愛ドラマの主人公になるかもしれないので、準備してください」と話した。