米歌手テイラー・スウィフト(28)が、12年間所属したビッグ・マシーン・レコードとの契約を終了し、ユニバーサル・ミュージック・グループ傘下のリパブリック・レコードと新たに契約を結んだことが明らかになった。

契約の詳細は明らかにされていないが、複数年契約で契約金は最低でも1億ドル、最大2億ドルになると複数のメディアが報じている。新たな契約では、今後リリースする楽曲の原盤権をリリースから5年間はスウィフト自身が保有する条件が盛り込まれており、これによって今後はストリーミングからの収益は全額スウィフトに支払われることになる。スウィフトはインスタグラムで、「全てのマスター音源を自分でコントロールできることにワクワクしています」とコメントしている。

2006年にデビューしたスウィフトは、これまで6枚のアルバムをリリースし、2度の年間最優秀アルバム賞を含むグラミー賞を10度受賞している。2015年には3カ月の無料体験期間中にアーティストに印税を支払わない方針だった音楽ストリーミングサービスのアップル・ミュージックに抗議し、自身の曲の提供を昨年6月まで拒否していたこともある。スウィフトは現在、新アルバム「Reputation」をひっさげて世界ツアー中で、日本公演のために来日している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)