モデル美優(31)との交際が発覚した俳優溝端淳平(29)が15日、東京・有楽町スバル座で、映画「輪違屋糸里~京女たちの幕末~」(加島幹也監督)の初日舞台あいさつに主演の藤野涼子(18)らと登壇した。

映画は新撰組3部作と呼ばれる浅田次郎氏の同名小説の実写化で、京都・島原の遊女糸里(藤野)と新撰組副長・土方歳三(溝端)が、幕末の時代にほんろうされながら恋に落ちていく物語を軸に、幕末の新撰組を女性目線で描いている。

報道によると、溝端と美優の2人は、共通の知人を通して知り合い、今年1月にフィリピン・セブ島に旅行に行った後、恋愛関係に発展したという。溝端の所属事務所は「プライベートは本人に任せています」とコメントし、肯定も否定もしていなかった。

降壇時に報道陣から「交際は事実ですか」という質問が飛んだが、溝端は無言で会釈し、質問をスルーして会場を後にした。

撮影は2年前の京都で、藤野が「溝端さんから『歌は何が好き』と聞かれ『関ジャニ∞』と答えたら『無責任ヒーロー』を歌ってくれたり、撮影の移動で使うワゴンカーの中で新幹線はなぜガタゴト言わないかという豆知識を教えてくれました」というエピソードを披露すると溝端は、「その時、(藤野が)17歳だったから僕も何を話したらいいか…けっこう必死でした」と苦笑いしていた。

原作者の浅田次郎氏もサプライズで登壇。「土方役は日本映画の中で一番俳優が変わって、キャスティングされた役。でも、決定版は見当たらない。この映画が大ヒットして(溝端)が決定版になると思う」とほめられるとしきりに恐縮していた。

芹澤鴨役の塚本高史(36)、平山五郎役の佐藤隆太(38)も登壇した。