元AKB48で女優岩田華怜(20)が3日、東京・目黒の大円寺を初詣で訪れた。「直感でひと目ぼれした」という、左右で柄違いの水色の振り袖姿で、成人式を迎える19年の誓いを立てた。

絵馬には、「映画単独主演」のほかに、「麻雀でダブル役満」という変わった夢を掲げた。高校の麻雀部を舞台にしたドラマ、映画の「咲」シリーズに出演したことをきっかけに、16年ごろから麻雀にはまった。週に2、3回ペースで麻雀仲間と打ちに行くこともあるという。「舞台での発声に活きています。ポンとかチーとか、はっきり言うので、おなかから声を出せるようになりました。この間、やっていた応援団の舞台(『イキザマ3』)でも活きました」。さらに「『ここは鳴いておけ』とか、瞬発力が必要不可欠なので、舞台でのアドリブ力にも活きています」と、雀卓が「舞台稽古」に役立っていると強調した。

昨年5月に20歳の誕生日を迎えた。誕生日の午前0時に、コンビニのスパークリングワインで母と乾杯したという。「いろんな種類のお酒を飲んでみたんですけど、やっぱり地元の日本酒がおいしいな。えいひれとか(笑い)」。AKB48の同期、田野優花(21)武藤十夢(24)ともよく飲みに行くという。「仕事の話も、プライベートな話もします。優花はお酒があまり強くなくて、だいたい平常心の十夢と私が生き残ります」と暴露した。

20歳で恋の年ごろでもあるが、「今は(恋人は)いません。今はそこじゃないのかなって思っちゃいます」というのが本音だ。「でも、結婚願望はあるので、将来的には(結婚したい)。気付いたら20歳だし、学園ドラマにも出られなくなるので、お仕事を頑張ります」と、今は女優業に集中するという。

仙台出身で、AKB48のオーディション期間中に11年の東日本大震災に遭った。AKB48時代には、グループの被災地訪問や復興支援活動にも定期的に出演していた。「卒業してから、ふるさとから遠のくのが寂しくて、会いに行く機会はないかと思っていました」。そんな時に思いついたのが、趣味のカメラで復興の様子を写真に収めることだった。「復興の様子とか、皆さんの笑顔とかを写真に収めて、自分の感性でやらせていただけたらなと。腕を上げて、いつかは東北に関連する写真展をやりたいと思います」と、故郷への恩返しを誓っていた。