マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー番組「Leaving Neverland」が放送されて以来、CDやストリーミング配信の売り上げが急激に落ち込んでいるという。

米ハリウッド・リポーター紙によると、3日の番組放送以来、マイケルさんのアルバムやジャクソン5時代の曲、およびソロになってからの曲を含め、売り上げが全体的に4%減少。オンデマンドのオーディオやビデオの売り上げも5%、ラジオでのオンエア回数も13%減少しているという。

同ドキュメンタリーには、子供時代にマイケルさんに性的虐待を受けたとして告発している2人の男性、ウェイド・ロブソンさんとジェームズ・セイフチャックさんが出演。マイケルさんとの友情が、性的なものへと急速に変化した過程について赤裸々に告白し、話題を呼んでいる。

マイケルさんの家族はこれらの主張を完全否定しており、今年1月、「マイケル・ジャクソンからお金をゆすろうとする、バカげたかなしい試み」とコメント。マイケルさんの遺産管理人らもまた、ドキュメンタリーを放送したケーブルチャンネルHBOとその親会社タイムワーナーを相手取り、訴訟を起こしている。(ニューヨーク=鹿目直子)