俳優溝端淳平(29)主演のフジテレビ系連続ドラマ「仮面同窓会」(土曜午後11時40分)の1日放送の初回視聴率が3・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と3日、分かった。

名古屋地区と関西地区は、ともに5・0%だった。

溝端が演じるのは、住宅設備機器を扱う営業マンの新谷洋輔。高校卒業後故郷を離れ、過去にふたをして生きてきたが、それには2つの理由があった。18年前に兄を事故で亡くしたこと、そして同級生たちと高校時代に受けた暴力教師による体罰。この忌まわしい記憶から逃れるためだった。しかし洋輔は仕事でミスをして異動となり、再び地元へと帰ってくることになる。そして、高校時代の親友4人で、体罰教師・樫村貞茂(渡辺裕之)への仕返しの“仮面同窓会”を開き、少し痛めつけて放置。だが、樫村は遺体となって発見され、4人は疑心暗鬼に陥り、新たなる殺人が起こっていく。

第1話で、洋輔(溝端)は、帰宅途中にストーカーに追われていた女性を助ける。その女性は、高校時代の憧れの同級生・竹中美郷(瀧本美織)だった。偶然の再会を喜ぶ洋輔に、美郷は近々開かれる高校の同窓会に行かないかと誘う。過去から逃げ出したい洋輔だったが、美郷との出会いにテンションが上がり、同窓会に出席する。

そこで再会したのは、かつて行動を共にしていた幼なじみの皆川希一(佐野岳)大見和康(木村了)片岡八真人(廣瀬智紀)。故郷を離れて以来、彼らと会うことを避けてきた洋輔だったが、再会した瞬間から一気に学生時代のノリに帰っていく。その会場には、憎き体罰教師・樫村(渡辺)も出席していた。樫村の顔を見て、再び洋輔の胸中には過去のトラウマがよみがえってしまう。

同窓会終了後、希一、和康、八真人の3人は、彼らのたまり場として使っている廃パチンコ店に洋輔を誘う。そこで希一が驚きの提案をする。「樫村を拉致し、廃工場に放置して怖がらせる」という、いたずらの計画だった。子供じみた提案に難色を示す洋輔だったが「過去にケリをつけよう」と説得する3人の雰囲気と勢いにのまれ、渋々計画に参加することに。しかしその計画は、予期せぬ方向へと突き進んでしまう。