15日放送の大森南朋(47)主演テレビ朝日系ドラマ「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」(木曜午後9時)の第5回の平均視聴率が10・7%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は14・3%、第2話は9・4%、第3話は11・5%、第4話は9・5%だった。

韓国で放送された人気ドラマ「サイン」のリメーク版。大森演じる天才法医学者・柚木貴志が国家権力と戦いながら遺体に残る証拠(=サイン)を探し、事件の真相に迫るストーリー。共演は松雪泰子、飯豊まりえ、高杉真宙、西田敏行、仲村トオル。

「慶徳小笠原病院」院長・小笠原達三(篠井英介)による25年前の医療ミス疑惑、「日本法医学研究院」元院長、兵藤邦昭(西田)の解剖結果捏造(ねつぞう)疑惑が浮上。また、小笠原病院の医師2人が同じタイミングで不審な死を遂げ、兵藤も自殺した。柚木は兵藤が自殺前に法医学研究院院長・伊達明義(仲村)と会っていたことを知る。恩ある兵藤が自殺を選んだことにショックを受けると同時に、経緯が理解できない柚木は伊達に詰め寄る。

そんな中、失踪していた小笠原病院の元看護師が遺体で見つかる。先に亡くなった2人の医師と同様目立った所見はなかったが、医師たちは亡くなる直前に小笠原に会っており、捜査一課管理官・和泉千聖(松雪)は事件性を疑う。柚木も毒殺の可能性を捨てきれないでいたが、血液検査では毒は検出されなかった。

しかし、25年前の小笠原の手術に死亡した3人が立ち会っていた共通点が発覚。柚木は医療ミス疑惑の真相に近づくとともに、小笠原病院に勤め、同時期に亡くなった父の死因に関する事実を知る。