人気ゲームシリーズの最新作「龍が如く7 光と闇の行方」(来年1月16日発売)の完成披露会が13日、都内で開かれた。

声優中谷一博(40)が演じる主人公・春日一番が、アウトローたちの中で成り上がっていく生きざまをCGドラマで描くロールプレーイングゲーム。中井貴一(58)堤真一(55)安田顕(45)らが豪華俳優陣が脇を固めている。

中谷は「壮々(そうそう)たる人たちとステージ上に並んでいる。20歳の時に北海道から上京して新聞配達をしながら声優を目指していたことを考えると、今、この瞬間が成り上がっている」。中井は「俳優は成り上がるというより、いつまでも怒られ続ける人生。俺の場合は吉野家の牛丼にみそ汁とおしんこと卵をフルセットで付けて、店にいる全員から羨望(せんぼう)のまなざしで見られた時が成り上がった時かな。でも、俳優なんで成り上がらない」と話した。

堤は「ゲームを全くやらないので、最初は何の仕事かわかりませんでした。でも、貴一さんがやると聞いてやりました(笑い)。僕が成り上がったのは、大阪から東京に出てきてホルモン焼きじゃなく焼き肉に出合った時。最初に牛の舌を食べさせられたら、めちゃうまかった。母親が東京に出てきた時に『焼き肉ってこういうもんや』って連れて行った時かな」と振り返った。

潔癖性のホームレス役の安田は「(CGの)見た目が自分よりも、自分らしくなっているのがうれしいです。自分、そのものが動いている感じ。戦う時の武器が臭い息というのも(笑い)。本当にうれしかったです」と話した。