米映画「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞している俳優マシュー・マコノヒー(50)が、1992年に父親が母親と性行為中に心臓発作で亡くなったことを明かした。

マコノヒーは20日に発売される自叙伝「グリーンライツ」の中で、父親の死について言及。「母から”あなたのお父が亡くなった”と電話があり、膝から崩れ落ちました。父の死を信じることができませんでした。誰も彼を殺すことなんてできません。母を除いては」とショッキングな告白をしているという。マコノヒーによると、子供の頃から父は息子たちに「自分が逝く時はお前たちのお母さんと愛し合っている時だろう」と言い聞かせていたと言い、まさに本人の予言通りになったようだ。マコノヒーは著書の中で両親の関係についても「嵐の中の太平洋のようだった」と語っており、時に互いに暴力的になることもあったと言及している。

マコノヒーは今年1月に公開された映画「ザ・ジェントルメン」で共演したヒュー・グラントと共に応じたインタビューで、互いの両親を会わせるためにブラインドデートのセッティングをしたことを明かしたこともある。「彼の父親は91歳で、うちの母88歳。会わせない手はないでしょ。来週、彼らは会う予定なんだ。そして、たぶんその夜は2人の姿を再び見ることはないでしょうね」と本気とも冗談ともとれる発言をしていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)