ビートたけし(73)が12日、レギュラーを務めるTBS系情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演し、肝細胞がんで亡くなったコメディアン小松政夫さん(享年78)をしのんだ。

たけしは、1発ギャグでお茶の間の人気を博した、1つ上の世代の小松さんに刺激を受けたといい「それを見て、我々のようにお茶の間に文句を言う世代が生まれた。小松さんのあったかい雰囲気を、おいらはつぶそうとした。それで憎まれ口ばかり言っていた」と反骨精神が現在の芸風を生んだと回想。

また「(小松さんは)子どもから大人まで笑えるギャグをやる。おいらは分かってるやつしか笑わなくていいんだ、っていうのをやっちゃった。でもテレビに慣れた客が、どっち(の芸風)も分かるようになった」と、お笑い界や視聴者に与えた影響の大きさを語った。