「M-1グランプリ2020」決勝から一夜明けた21日、第16代目王者に輝いたお笑いコンビ、マヂカルラブリーが、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)に生出演し、優勝報告を行った。

番組では、大会の1本目に披露した「高級フレンチ」のネタを披露。

番組MCの極楽とんぼ加藤浩次(51)が「本当にうれしいだろう。3年だっけ、あの時は最下位か。なんなんだろうな、テイストはあんまり変わってないじゃん3年前と」と最下位に沈んだ17年決勝に絡めて語りかけると、ボケの野田クリスタル(34)は「やっていることはあまり変わっていないんですけど、(世の中が)ちょっと受け入れてくれるようになっていましたね」。

ツッコミの村上(36)は「相方がピンの大会(R-1ぐらんぷり2020)で優勝しているので、それもちょっと後押しになっているのでは」と分析した。

ハリセンボンは春菜(37)は「めちゃめちゃグッと来ました。野田さんがあれだけ変なことずっとやっていたのに泣いていらっしゃったじゃないですか。あれにグッときちゃって、『人間じゃん』って。最後めちゃくちゃ良かった。面白かったです」と祝福した。

最終決戦で、マヂカルラブリーは見取り図、おいでやすこがと競ったが、審査員7票の内、3票、2票、2票と接戦だった。野田は「最終決戦は見取り図がトリだったら、もしかしたら見取り図優勝だったのかも。流れがあるので。ラッキーデーですね」と振り返った。

17年の決勝最下位を乗り越えての優勝に、野田は「『みたか!』という気持ちですね。この世に(対して)ですね」と気持ちを明かした。

この日は10本ほどテレビに出演するハードスケジュールだといい、野田は「このレベルで漫才やらなきゃいけなくて、ぼく10本目どうなっているかわからないですね」とうれしい悲鳴をあげた。

最後に視聴者にメッセージを求められ、野田が「仕事ください!」と呼び掛けると村上が「視聴者の方は(仕事を)くれるんだろうか」と冷静にツッコミ笑いを誘った。