米朝一門の落語家桂ざこば(73)桂米団治(62)が3日、大阪・サンケイホールブリーゼで、年明け恒例の「新春吉例 米朝一門会」に出演した。

一門による「新春ごあいさつ」で幕を開け、距離を保って鏡開きも行った。

17年に脳梗塞を患い、克服したざこばは「3年と半年ですか。もう元気なもんで、体は大丈夫。めちゃくちゃ元気。後遺症は体はいいねんけど、ここら(頭)がなんか違う」と笑わせた。「まあ、本年もよろしくお願いします」とまとめると、客席から拍手が起こった。ざこばは中トリで「子は鎹」を演じた。

人間国宝だった桂米朝さんの長男で、米朝事務所の代表取締役社長にも就く米団治は「昨年はどうなることかと、ひやひやしました。本当に大変でございました」とあいさつ。「米朝事務所の社員は本当に節約をしてくれまして、芸人はギャラ半分でも文句を言わず、何とか生き延びてまいりました」と笑わせた。演目は「足上がり」を披露した。

この日は、桂弥っこ(31)桂佐ん吉(37)桂紅雀(49)も出演。トリは桂南天(53)が務めた。前日の2日には桂南光(69)桂吉弥(49)らが出演していた。