来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第3次出演者が27日発表され、「後白河法皇の寵姫」丹後局(たんごのつぼね)役で出演する鈴木京香(52)がコメントを寄せた。

西田敏行演じる後白河法皇に愛される役どころ。鈴木は役柄について「うれしいオファーをいただいた時、私は恥ずかしながら丹後局を知らなかったものですから、慌てて資料を読みあさり、その時代には珍しく政治に積極的に関わった女性だったと知りました」。また「年齢を重ねれば重ねるほど、その熱意を募らせていったという丹後局。今はもう彼女の大ファンです!丹後局として撮影に参加できる日を心待ちにしています」と意気込んだ。

これまで6作品の大河ドラマに出演し「大河ドラマの登場人物として取り組ませていただくたび、歴史の局面に自分なりの見解が生まれます」。三谷脚本作の「新選組!」「真田丸」にも参加しており「三谷さんの脚本の登場人物たちはいつも皆チャーミングで、歴史上の人物がより身近に、親近感を抱いてしまうほど個性がしっかり描かれていますから、より早く役と一体化できると感じています」と話す。

西田との共演について「西田敏行さんがおやりになる魅力的な後白河法皇とご一緒しながら、西田さんご本人の、周囲を明るく和ませながらも役に妥協しない佇まいを少しでも学べたら、と思います」とコメントした。

鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。