女優二階堂ふみ(26)が、TBS系新ドラマ「プロミス・シンデレラ」(7月スタート、火曜午後10時)で主演を務めることが8日、分かった。同局系ドラマでは初主演で、新感覚のラブコメディーに挑む。

昨年、NHK連続テレビ小説「エール」で夫を支える妻役を好演。「エール」後初のドラマ出演となる二階堂が今回演じるのは、夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿なしになった人生崖っぷちのアラサーバツイチ女子だ。

原作は、橘オレコ氏による小学館の漫画アプリ「マンガワン」で隔週月曜に連載中で、電子版を含む累計発行部数が200万部を超えるなど人気の同名漫画。主人公の桂木早梅(かつらぎ・はやめ)が、ひょんなことから性格の悪い金持ち男子高校生と出会い、借金返済のため豪邸に居候しながら「セレブパーティーで主役に恥をかかせれば20万円獲得」など、サイコロの目で運命が決まる“リアル人生ゲーム”を繰り広げるストーリーだ。

もともと原作ファンだったという二階堂は「とあるお仕事の現場で、楽屋に戻ると原作本が置いてあって、『私の好きな漫画だ!』と言ったら、マネジャーさんから、実はドラマのお話が来ているんですと(笑い)。両手をあげて喜んだ記憶があります」。

これまでの「年上女子×年下男子」の恋愛ドラマとは異なり、互いの利害関係からゲームでつながり、やがて強くひかれ合うとともに、そこにかつての初恋の王子様である御曹司も現れる…という、斬新な展開にも注目が集まるラブコメディーだ。二階堂は「早梅は、まっすぐな強さの中に弱さも持ち合わせていて、そのギャップが魅力的。ドラマを見て元気になったり、ちょっと泣いたり、大笑いしたりしていただけるような、エンターテインメントをお届けできるよう頑張ります」と意気込んでいる。

◆エールの二階堂 窪田正孝が演じた主人公・古山裕一の妻でヒロイン・関内音役で出演した。裕一が英国の作曲コンクールに入賞したことをきっかけに、2人の距離が縮まり結婚する。最終回は、人気キャラクター総出演で「エールコンサート」を放送。劇中でプロ歌手を目指した音は、裕一指揮のもと「長崎の鐘」を歌唱した。