俳優池松壮亮(30)オダギリジョー(45)が3日、都内で、映画「アジアの天使」(石井裕也監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

シングルファーザーの小説家・青木剛(池松)は、疎遠になっていた兄を頼って韓国・ソウルに渡る。日本人一家と、現地で出会った韓国人一家が心を通わせていくさまを描く物語。

いっぱいに埋まった客席をみて池松は「ありがとうございます。すごい光景だなあ」と感慨深い表情をみせた。

同作はオール韓国ロケ。どんなに翌朝の撮影が早くても韓国人俳優から毎晩飲み会に誘われ、当初は「そもそも日本の俳優はすごくまじめだから撮影の後にお酒を飲んだり、次の日撮影がある時は飲みに行かないんだ」と断っていたという。しかし「何日か後にオダギリさんが合流して毎晩一緒に行っていて。ぼくのウソがばれて、結局毎晩みんなで行っていました」と明かした。

オダギリは「あの、どういう言い訳するべきか今考えているんですけど…」と断りつつ「(韓国に)家がないじゃないですか、ホテルに帰るわけじゃないですか。何かしらご飯を食べないといけないんですよね、撮影後に。そうしたら、もう飲むでしょうみたいなことになるんでしょうね。海外行ったり地方ロケしたりすると時間もたくさんできて、結果毎晩飲んじゃうみたいなことになるんですよね。不思議とね。これが真理です」と釈明し笑わせた。