NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターを務める嵐櫻井翔(39)相葉雅紀(38)が23日、同局特番「東京2020オリンピック開会式直前SP」(午後5時)に生出演し、東京五輪のスタートを盛り上げた。昨年末のグループ活動休止後、2人が生放送で顔をそろえるのは初。同局五輪放送の顔として、魅力や感動を伝えていく。

開会式が始まる約3時間前の同日午後5時すぎ、嵐が歌う「NHK2020ソング」の「カイト」が流れる中、2人は並んで画面に登場。櫻井は「1年の延期となった東京オリンピック。いよいよ今日、開会式を迎えます」、相葉は「困難な状況の中で大会を目指してきた選手たちや支えてきてくれた人たちの声を聞きながら、東京オリンピックの見どころを紹介します」と笑顔であいさつした。ナビゲーターとしての2人の活動が本格的に始まった。

スタジオの大型ビジョンには開会式開始までの時間が表示され、相葉は「カウントダウン好きとしてはたまらないですね」。夏冬合わせ過去6大会連続で五輪を現地取材してきた櫻井は、開会式を「北京大会は人、人、人で、太鼓の音が下からドドンと突き上がってくる。ロンドン大会はエリザベス女王とジェームズ・ボンドが一緒にスカイダイビング。おしゃれだなと感じた」と臨場感たっぷりに回想。「東京ではどんなショーが見られるのか」と期待した。

当初は嵐全員でナビゲーターを務める予定だったが、五輪延期発表後、グループは予定通り活動を休止。先月、同局が、櫻井と相葉の2人がナビゲーターに就任すると発表した。