ますだおかだ岡田圭右(52)ら、オリ党芸人が27日夜、続々と喜びの声をあげた。岡田は「優勝…えっ、ホンマ!? そんな気持ちです。今シーズンは、ファンにとっては夢のような日々。これを演出してくれたのは、中嶋カントク! 選手、そしてチームがガラリと変わった。まさに『中嶋イリュージョン』。ワォ!!」と、持ちギャグをまじえて興奮を伝えた。

前回優勝は阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとしても取り上げられたが、当時のオリックスの本拠だった兵庫県出身の落語家、笑福亭松喬(60)は、合併からを振り返ってコメントした。

「逆転、満塁、優勝決定ホームランを打ったチームと打たれたチームが合併する。信じられないニュースだった。『守りの野球』のオリックスと『いてまえ打線』の近鉄が1つになる。例えると松鶴と米朝が合体したようなもの。不安は的中。豪快な松鶴の芸が消え、緻密な米朝の運びが粗雑になった。打てない、守れないのオリックスが15年続いた」

合併後の苦難をファンとして回顧。「一方、オリックスと近鉄のファームの寄せ集めでスタートした楽天が猛練習の末、優勝を果たした。合併という言葉が大嫌いになった。ある日ふと気が付いた。15年前を知っている選手はほとんどいないと」と続けた。

昨年最下位からの優勝も「奇跡ではない」と言い、「山本由伸が日本のエースとなり、杉本裕太郎が大化けし、10代でありながら、がんこ寿司の社長に似た紅林が大活躍。吉田正尚に育たられた宗がレギュラーに定着。中嶋聡監督のもと、見事に優勝をつかみ取ってくれた」と選手をたたえた。

「がんばろうKOBE」で優勝した95年を思い「エースの野田浩司が1試合19奪三振の日本記録を作った。その時の捕手が中嶋監督」「中嶋はん25年ぶりによくぞ優勝をつかみ取ってくれました。おおきに! 天国から上田監督の「ええで、ええで」の声が聞こえてきます」と、ねぎらいの言葉も送った。

また、オリックス最終戦を仙台まで応援に行ったというチキチキジョニー石原(46)は「決まった瞬間、うれしすぎて脇ちぎれました。まさに♯全員で勝つ! いつもやさしくしてくださる先輩ファンの方々や球団職員さんにも、どんな時も応援を引っ張ってくださる私設応援団のみなさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがと! ありがと! バファローズ」と感謝のコメントを寄せた。