英レゲエバンド、UB40の元メンバーで「アストロ」の愛称で知られたテレンス・ウィルソンさんが6日、死去した。64歳。英メディアなどが伝えた。

死因は不明だが、UB40の公式ツイッターによると、短い期間の闘病をへて亡くなったとしている。

アストロさんは、バンド結成翌年の1979年にUB40に参加。脱退する2013年までメンバーとして活動した。その間、83年のアルバム「Labour of Love」が英1位のヒットを記録。収録曲の「Red Red Wine」は全米1位を獲得した。

93年にはエルビス・プレスリーをカバーした「好きにならずにいられない(Can’t Help Falling In Love)」が、シャロン・ストーン主演映画「硝子の塔」主題歌に起用され世界的にヒット。日本でも当時流行したコンピレーションアルバム「NOW1」に収録されるなどして、レゲエ界を超えて人気を得た。